阿波ツクヨミファームではリジェネラティブ農業体験・研修プログラムを行っています。
ここでは、リジェネラティブを一旦自然栽培とします。
(自然栽培の方が市民権を得ていると思うので。代表芝橋は個人的に自然栽培という表現をあまり好みません。)
ではプログラムでは何ができるか?
まず、農業体験ではツクヨミファームの日々の農作業を体験することができます。
自然栽培(リジェネラティブ)はどんな農業ですか?
と聞かれると様々表現がありますが、一つは環境をつくること。
といえば普通なので僕はクソでかいジオラマをつくることと答えます。
一つ一つの作業で植生の遷移、生態系がどう変化するのか、結果農産物がどうなっていくのか。
草刈り一つで変わります!
等身大のジオラマづくり!面白そうでしょ?
農業体験ではそのジオラマづくりにおいて、その時期、その時の状況で芝橋がどう判断して作業しているのか心の中の「つぶやき」を言語化します。
この言語化が自然栽培に限らずに、生産技術の向上に一役買いますよ。
一つ一つの作業をなぜその判断にしたのか?
生産技術の基礎の土台づくりです。
農業体験はお一人様ワンコインの500円、一定期間滞在される場合は要予約になりますが、1日千円になります。
続きまして、農業研修ですが、
ツクヨミファームでは農業の課題を一つに絞るとすれば、参入障壁が高く、新陳代謝が起きないことと考えています。
自然栽培は非常に非効率な面はありますが、肥料や農薬といった生産資材のコストがかからない、もしくは非常にミニマムなものにできるため、本来農産物の価格として安くなる「ハズ」です。
が、価格の話は一旦おいておき、
コストがかからないので、農業を続けるための維持費の負担が少ないことが特徴とも言えます。
限りなくリスクを低くし、経営が回せる段階を作った上でステップアップしていくことで、自然栽培は新規就農にも適した栽培体系=参入障壁が低い=農業の新陳代謝を良くすることができると考えています。
ツクヨミファームの基本的な栽培体系は不耕起型の混植生態系栽培としています。
いわゆる自然栽培ですが、近年の一般的に認知されている自然栽培ではなく、明治以前の日本の栽培体系に近いです。
近年、有機栽培は既に慣行栽培以上の収穫量や品質を実現できています。
希望に応じて自然栽培から有機栽培、六次化へのステップアップも行います。
また、米国のラムダスクールなどが取り組んでいるISA(インカムシェアアグリーメント)の農業版を取り組んでいます。
参考記事
新卒の83%が年収760万円!給料前借りで通える無料大学ラムダスクールの就職率が驚異的
https://www.gizmodo.jp/2019/01/lambda-school.html
農業版ISAでは以下の内容を無償で提供しています。
- ISA参加者の住む場所(現状はシェアハウス、光熱水道費込みです)
- 食材、日用品等生活物資
- ISA参加者担当の農地
- 生産ノウハウ
- 人手、設備・資機材の共有(消耗材は負担してもらっています)
- フルフィルメント(営業、受注対応、計量・梱包発送業務等)
- 担当する農地で生産した農産物の買取
(スタート時期や栽培する品目、個人差等で変わってはきますが、10a辺りの年収目標=可処分所得は360万円です。大前提自己努力は大いに必要です。目標以上は栽培面積の拡大や生産技術の向上、六次化で目指していきます。)
金銭的なハードルは最低限の生産コスト(種代、資材代等)と参加者が必要な固定費(通信費等)です。
一般的な農業研修の様に数ヶ月、何年も同じ作業だけを続ける様な時間的な損失はありません。
必要な能力は観察力と仮説検証力、トライ&エラーができるかどうかです。
プログラム参加中の一日の過ごし方ですが、
朝2時間半、研修参加者も含め、進捗が遅れている人をみんなでフォローする時間(自己努力は前提です)です。
みんなで作業をすることでレバレッジが効くので、一人で作業をする以上の進捗が見込めます。
30分の休憩後、
2時間はツクヨミファームを手伝ってもらう時間です。
昼食、掃除をみんなで協力して行い、午後は自由です。
教えるというよりも即実践形式で、状況に応じてフォローしていく形です。
(マンツーももちろん可能、希望の方は個別相談です。)
参加者が必ず自分の作物を育てなければならないということもありません。
例えば、オンラインのプログラミングスクールを3ヶ月受講する間、生活コストをゼロにするという利用の仕方もあったり、午前中にオンラインで英語のイントラの仕事があるから、別の日や午後に振り替えるなど融通を効かせることもできます。
半農半Xも可能です。
ご自身のやりたいことに応じて気軽にご相談下さい^^
その他ご質問や参加を検討されている方は、問い合わせフォームからご連絡ください。