ツクヨミファームの品種の選定基準は育てて楽しかったもの、姿がキレイなもの、味や収量、まだ育てたことがないものです。
なので育てているお野菜は固定種に限らず、F1(交配種)でも育てたいものを育てています。
栽培方法(自然農)の都合上、少肥耐性(少ない肥料でもある程度の収量を得られる特質)も必要になってくるため、自家採種もするので、固定種が多くなってはいます。
ただ栽培方法(密生混植)の都合上、アブラナ科はほぼF1(交配種)になっていると思います。
どうしても消費者の方にも考えて欲しいことがあります。
直近であれば種子法の話題であったり、タネが危ないなど、不安になってしまう様な情報が拡がっていますが、ほとんどが不正確な表現で、残念ながら多くの人に誤解を与えてしまっているのが現状です。
F1(交配種)は決して危なくなんかありません。
よく、固定種、在来種などと言われていますが、これをまとめると栽培種です。
では天然の植物はというと野生種ということになります。
F1(交配種)で不安を煽る一番の文句は雄性不稔ですが、野生種、特に雄性不稔が懸念されているアブラナ科では5割程は自然に雄性不稔のものが現れます。
交配しやすいこと、雄性不稔であることも、他の遺伝子を取り入れるため、植物達が選んだ進化のための手段です。
栽培種になって数千年で失った特質(雄性不稔)と、ずっと維持し続けている特質(雄性不稔)。
自然が選択していることを人は不自然だと言っています。
F1(交配種)を作るには様々な個性的な固定種が必要なので固定種の育成にも繋がります。
日本ほど自然栽培に適した大地はなかなかありません。
投稿で細かい質問など頂ければ喜んで回答いたします。
有機や自然栽培の普及のためにも是非一度考えてみて下さい^^